WTIとは、ウエスト・テキサス・インターミディエートの略で、西テキサス地方の中質原油という意味です。

このあたりで産出される原油は、含有硫黄分が少なく軽質という特徴を持ち、ガソリンや軽油が多く採れる油種として、WTIは良質の原油であると知られています。

WTIの先物取引は、1983年にNYマーカンタイル取引所に初めて上場されました。

原油価格の世界的な指標となっているWTIは、取引量と市場参加者が圧倒的に多く、市場の流動性や透明性が高いといわれています。

WTIの取引参加者は、石油トレーダーなどの石油関係者よりも金融機関や投資ファンド、個人投資家などの投機筋の動向が相場に大きな影響を与えています。

ですから、需給バランスの実態以上に原油価格が引き上げられるという実態もあります。



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