湾岸諸国会議(GCC)を構成する6つのペルシャ湾岸産油国は、合計で世界の石油の22%を産出しています。

だがその一方でこれらの国は、アメリカに軍事力を頼るかわりに、原油価格の通貨をドルペッグ制にしています。

しかし、為替動向により、ドル安になったとしたら、通貨をドルペッグしている湾岸諸国ではインフレがひどくなります。

このようなドル崩壊が起きる前に、原油価格をドル建て表示するのをやめようという声も出ています。

原油価格の通貨は簡単には移行できない問題ですが、世界的にはドルが基準通貨になっていますが、確かに不安定さもあります。

今までがドル建てだったから、今後も原油価格をドルで通すかというと、わからない状態になってきました。

ドル安にさえならなければ、このような議論はなかったのかもしれませんが、為替動向からいくと、ドル安にならなということは絶対にありません。

今後の原油価格の通貨、どうなるか注目です。


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